Thundercloud Project

観測装置のデザインと観測運用の記録 (Yuasa et al. 2020)

雷雲プロジェクトが開発し、日本海側地域で運用しているガンマ線検出器の仕様や性能をまとめた論文が、Progress of Theoretical and Experimental Physicsに掲載されました。

2015〜2018年の4年分の観測キャンペーンでえられた累計551日分の観測データを統計的に解析し、51個の雷雲・雷ガンマ線放射事象をとらえたことも報告しています。

論文はオープンアクセスになっており、誰でも無料でPDFをダウンロードして閲覧することができます。

図. 雷雲ガンマ線検出器の構成。
図. アナログ回路・デジタル信号処理(FPGA/ADC)・プロセッサボード(Raspberry Pi)のスタック。
図. 2016年12月6日に、石川県の小松市内の2地点(小松高校とサイエンスヒルズこまつ)でほぼ同時刻に観測された雷雲ガンマ線放射イベント。横軸は時刻、縦軸は1秒あたりのガンマ線計測数。

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